標高三千メートルを超える山々が連なる飛騨と木曽三川が流れる美濃からなる「飛山濃水」の岐阜。
良質の檜から作られる「枡」、御嶽山麓の蔵で熟成させる「唐辛子」、清らかな水源を使用した「日本酒」「美濃和紙」、高い香りを持つ「飛騨山椒」なども、変化に富んだ地形や気候の影響を利用しながら育まれてきたものです。
日本の中央部に位置することから、様々な地方の良さを取り入れた「味噌」があるように、そこに集った人々の文化によって築かれたものも数多くあります。
千利休の流れを汲む古田織部等による茶の湯の流行で広まった志野・織部などの「美濃焼」。「折れず曲がらずよく斬れる」と戦国武将が信頼を寄せた名工が作る「関の刃物」。宗和流茶道の祖・金森重近の命で、大工が献上した盆に、御用塗師が透き漆で仕上げたのが始まりの「飛騨春慶」。新しい考え方を持った文化人と、確かな技術を持つ職人によって生まれた、特色あるモノづくりが、現代にもしっかりと伝えられています。
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また、岐阜県は様々な観光資源に恵まれた地域です。一度訪れたらまた行きたくなる地域として、海外からの観光客の評価も高まってきています。
【白川郷 ライトアップ】 【長良川 鵜飼】
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【霞間ヶ渓】 【奥飛騨温泉郷】