平成23年度 岐阜県連携事業

2011年4月1日、岐阜県から「ぎふモノづくり流通改革支援事業業務」を受託しました。 ◆業務の目的 県内モノづくり企業の多くは、OEM・下請け体質の企業が多く、自ら製品開発するノウハウ、さらに、独自の販売ルートを持っていない場合が多い。 付加価値の高い商品を市場へ流通させる取り組みを進めるため、産地企業とバイヤーが直結するビジネスモデルを実現できる場を提供し、利益率の高い販路開拓を実践することで、県内企業に対して「流通改革」「ビジネスモデル改革」を促す必要がある。 特に首都圏での販路拡大と、高感度な消費者の選択眼に晒されることによる更なる商品開発力向上が必要となっている。 このため、平成22年2月に、日本のモノづくり文化の継承と発展を経営ビジョンに掲げ、首都圏のセレクトショップ運営、インターネット販売、モノづくりコンサルタントなどの幅広い事業を通して、日本製商品の流通促進を手がける、メイド・イン・ジャパン・プロジェクト(株)と包括連携協定を締結し、 ①県内モノづくり企業の商品開発力を高め、 ②消費者直結型のビジネスモデルを構築し、 ③首都圏における岐阜県商品の販路を拡大する 取り組みを連携して推進することとしており、本事業はこの連携事業の一環として実施するものである。 本事業により、県内モノづくり企業の埋もれた商品を発掘し、様々な販路へ繋ぎ、市場の声を商品に反映させることでその価値を磨き上げる取り組みを実施する。
 
◆実施する事業 ①東京ミッドタウン内のセレクトショップ「THE COVER NIPPON」における岐阜県産品販売業務 ○岐阜県コーナーの設置 ショップ内に、年間を通じて岐阜県産の常設商品を集めた岐阜県コーナーを設置する。 ○テストマーケティングの実施 ショップ内にて、岐阜県産品のテスト販売を実施する ○岐阜県産品のPR業務 テストマーケティング事業の1企画ごとに、テスト販売商品及び常設販売商品を掲載した機関誌「Nipponと暮らす(A5版・8P)・岐阜県特集号」を発行し、岐阜県産品のPRを行う。 ②新商品開発プロセスの実践的講座「モノづくり道場」の企画運営 テストマーケティング事業に参加したモノづくり企業中心に、商品開発プロセス、中長期事業計画の立案、企業ブランディング手法などを学ぶ講座を開催。1コース全5回程度とし、各回のコンテンツの企画運営を実施する。(1コース10 社程度) ③有力販路とのマッチング機会の創出 デザイン性・品質の高い岐阜県産品が全国展開できるような有力販売先を紹介し、セミナーや商談会などを企画運営する。(年2企画以上)