ニューヨークでテストマーケティングを!

海外で日本の物を販売したい!と思った時に、まず最初に行わなければいけないこと。それは、現地でのマーケティングリサーチ。現状の商品をそのまま海外に持っていき売れるのか売れないのか。ニーズはあるのかないのか。何かを変えれば売れる商品になるのか?等、まずは調査から開始し、今後の可能性を探る。

メイド・イン・ジャパン・プロジェクト株式会社(以下MIJP)でも提供している海外進出の支援。その内容の1つが、「ターゲットにする顧客層にコンタクト可能な販売場所(NEW YORK/PARISの直営店、飲食店等)を用意し、彼らの反応から商品の需要と課題を調査します。」というもの。今までここニューヨークでも色々なテストマーケティングを開催してきたが、2017年12月にもMIJPでは、福岡の伝統工芸品に対するテストマーケティングを行った。

会場は、マンハッタンのSOHO地区にある日本製デニムを主力商品としたメンズセレクトショップ「Blue In Green/ブルー・イン・グリーン」(住所: 8 Greene Street , New York, NY 10013, USA)。店内の一部で 商品の展示と販売を実施。今回は福岡の20社が参加。「博多織」、「久留米絣」、「福岡積層工芸ガラス」、「小石原焼」、「大川組子」、「八女すだれ」、「一の瀬焼」、「孫次凧」、「高取焼」、「大川総桐箪笥」がニューヨークに上陸した。

今回の商品展示のコンセプトは、「ニューヨークに馴染む福岡」。ニューヨーカーが実際にリビングルームに福岡の伝統工芸品を取り入れた場合を想定、日常に馴染むようなディスプレイで、お客様に商品を見ていただいた。対象の顧客層にデザイン、機能性、金額等商品に対する率直な意見を伺う。

テストマーケティング期間中、即購入につながる商品、興味をあまり示されない商品、予想を反して人気の商品、機能性やデザインの見直しが必要な商品と色々な発見があり、貴重な情報の収集ができた。今後この情報をどう生かしていくかという次ステップへと進む。

海外市場はアジア、ヨーロッパ、北米とターゲットにすべき市場は色々あるが、やはり購買力の高い消費大国アメリカ、その中でも世界の富裕層が集まるニューヨークというのは、商品の付加価値とそれに対する金額で勝負をする日本の伝統工芸品の市場開拓には最も適している都市だ。

又、常に新しいアイデアが求められるニューヨーク。トレンドを作り続ける街だからこそ、日本の商品が北米市場で売れる商品に生まれ変わる為に必要とされる有益な情報や、国内での売り上げアップにも役立つヒントまでも提供してくれることもある。それが、 ニューヨークでのマーケティングリサーチを行う利点ではないだろうか。

LINE UP

  • "Made in Japan" in NYC

    工芸、デザイン界との幅広いネットワークを活かし、北米における日本製品の市場をリサーチ。アメリカにおけるクラフト事情から、2児の母として感じたアメリカライフなど掲載。Miya Hideshima
    NYマーケティングリサーチ担当

  • What's up in NYC

    NY市場でのビジネス展開企業のサポートや、飲食業界に精通。飲食業界の展示会やイベント、新店舗や卸情報など、「食」を通してニューヨークのトレンド満載なコラムを掲載。Kazuko Nagao
    NYローカルオペレーション担当

  • Challenge NIPPONSAN!

    NY NOWなど日本企業の展示会出展支援を行いながら、みずから世界最大のアメリカ市場参入に奮闘する日々世界最大のアメリカ市場に挑む日々をコラム連載。Shuko Koike
    GBPマーケットデベロップメント担当

  • Marketing NOW

    最先端のマーケティング戦略を実践、世界から注目のアメリカ。話題の企業や店舗は顧客獲得のために何をしている?ミレニアル世代・デジタル世代に受け入れられている理由をさぐり、現地からレポート。Eiko Fujiwara
    マーケティングコミュニケーション担当