11月17日~19日「アリタノミライ」有田焼創業400年事業の成果発表終了報告

有田焼の国内での販売拡大を目指す佐賀県のプロジェクトの成果発表となる「アリタノミライ」が11月17日(木)~19日(土)、佐賀県西松浦郡有田町で開かれ、町内の窯元をはじめ、岐阜県・美濃焼、石川県・九谷焼など他産地の窯業関係者が集まりました。
商品の展示販売は佐賀県陶磁器工業協同組合をメイン会場に、町内の陶磁器店など15カ所で行われ、各窯元が培ってきた独自の“強み”に更に磨きをかけた「ARITA Revitalization つたうプロジェクト」、伊万里・有田焼伝統工芸士と江戸切り子や紀州漆器など他産地の伝統工芸士の協働による「産地間コラボ事業」の開発商品をお披露目。同町大樽の手塚商店では、同事業に関わったデザイナーたちが試作品を展示し、異質な素材を組み合わせる苦労や、商品化の過程が紹介されました。
また、県の担当者による有田焼創業400年事業の取り組みや成果の紹介、400年事業参加事業者によるパネルディスカッション、月刊誌『目の眼』の白洲信哉編集長らによるトークショーなど、伝統産地の未来を探る多岐にわたるプログラムが行われ、全国のやきもの産地・伝統工芸品産地がつながり、産地の課題解決に向けて共に歩みを進めるきっかけとなりました。

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アリタノミライ WEBサイト